
「自分がフリーランスとして開業した場合、どのくらいの税金がかかるのか?」
こういった疑問を持つ方も多いかと思います。
税金には様々な種類がありますが、
今回は「所得税」にフォーカスして、その計算方法をご紹介していきます。
サイトを使った簡単な計算方法ですので、慣れれば1〜2分で計算できますよ。
Contents
フリーランスの税金

あなたがサラリーマンの経験しか無い場合、
これまで税金について触れる機会は非常に少なかったのでは無いでしょうか?
税金は給料から天引きされ、税金の計算も会社がやってくれる。
注意深く確認する項目といえば、一番下の「手取り金額」くらいだったはずです。
しかし、フリーランスになって個人事業主として開業した場合、
税金の計算や支払いは自分で行わなければなりません。
税金に対する知識はフリーランスにとって非常に重要な要素です。
利益に対して税金は発生する
フリーランスの税金とは基本的に「利益」に対して発生するものです。
利益とは下記の式で導き出せます。
「売上金額ー(仕入金額+経費)」=利益
基礎的なことですが、非常に重要なことなので覚えておきましょう。
↓自分の利益がわからない方は下記の記事を参照下さい。
税金の種類
フリーランスにかかる税金の一覧です。
・所得税
・消費税
・個人事業税
・国民健康保険税
・市民税・県民税(住民税)
・予定納税
・消費税
・個人事業税
・国民健康保険税
・市民税・県民税(住民税)
・予定納税
たくさんありますが、今回は「所得税」に関して説明していきます。
※他の税金に関しては、別の記事でご紹介しますね。
所得税とは
所得税(しょとくぜい)とは、担税力の源泉を、所得、消費及び資産と区分した場合に、個人の所得に対して課される税金のこと。所得税は広義の所得税と、狭義の所得税に分類できる。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
広義には、狭義の所得税のほか、国税(中央税)における法人の各事業年度の所得に対して課せられる法人税や地方税における住民税、事業税などもこれに含まれる。
狭義には、個人の所得に課税される税金(国税)の事を指し、これを個人所得税という。この税金に係る実体法として、日本では所得税法(昭和40年3月31日法律第33号)がある。
一言でまとめると所得税とは以下の内容です。
所得税とは「個人の1年間の所得(利益)にかかる税金」
(所得(利益)×税率=所得税)
(所得(利益)×税率=所得税)
POINT!!
利益と所得の違い
・利益は会計上の概念
・所得は税務上の概念
(利益と所得は正確には違いますが、初心者の方は「同じようなもの」の認識でOKです。)
・利益は会計上の概念
・所得は税務上の概念
(利益と所得は正確には違いますが、初心者の方は「同じようなもの」の認識でOKです。)
所得税はいつ支払うの?
所得税は以下のタイミングで各市町村の税務署に支払います。
毎年の確定申告開始日(2月中旬)〜3月15日までに納付。
口座振替の場合は4月中旬まで。
所得税を計算しよう

「所得税」について計算して行きます。
自動計算サイトを使いますので楽チンです。
おすすめ自動計算サイト
私がよく使う税金の自動計算サイトをご紹介します。
本来このサイトは青色申告と白色申告の違いをみる為のものですが、
数字を入れるだけで所得税が分かるので、オススメです。
↓Click
—–使い方—–

【①1年間の売上金額】
1年間の「売上」(見込み売上でも可)を入力します。
【②1年間の経費・仕入金額】
1年間の「仕入金額、経費」を入力します。
【③事業に従事した配偶者その他親族に支払った給与の額】
自分が配偶者や親族を雇っている場合、その人に支払った金額を入力します。
いなければ0のままで大丈夫です。

赤枠のタブをクリックして、下記項目を開きます。

※控除の内容を詳しく知りたい方は青字で書かれている控除名をクリックしてみて下さい。
詳細な説明を見ることが出来ます。
【基礎控除】
基礎控除は38万円と決まっているので、このままで大丈夫です。
【雑損控除】
自身の資産について災害や盗難などによって損害を受けた場合に、
その損失の一部を所得から差し引くことができる所得控除の一種です。
ほとんどの方が0のままで大丈夫です。
【医療費控除】
あなたが1年間に使った医療費を入力します。
【社会保険料控除】
あなたが1年間に払った社会保険料
(国民年金、国民健康保険、健康保険、厚生年金保険)を入力します。
【小規模企業共済等掛金控除】
あなたが1年間に払った小規模企業共済等掛金を入力します。
払っていない方は0のままで大丈夫です。
【生命保険料控除】
あなたが1年間に払った生命保険料を入力します。
加入されていない方は0のままで大丈夫です。
【地震保険料控除】
あなたが1年間に払った生命保険料を入力します。
加入されていない方は0のままで大丈夫です。
【寄附金控除】
指定の団体に寄附をした場合、その金額を入力します。
されていない方は0のままで大丈夫です。

【寡婦、寡夫控除】
内容は計算サイト上のリンク(各控除名)を参照して下さい。
基本的には0のままで大丈夫です。
【勤労学生、障害者控除】
勤労学生控除は、勤労学生(職業を持つ学生)の場合に受けられる所得控除。
控除金額は27万円です。
障害者控除は、本人が障害者の場合、または配偶者、親族に障害者がいる場合に受けられる所得控除。
控除額は障害者一人に対して27万円。
特別障害者の場合は40万円。
該当しない場合は0のままで大丈夫です。
【配偶者控除】
内容は計算サイト上のリンク(各控除名)を参照して下さい。
配偶者がいない場合には0のままで大丈夫です。
【配偶者特別控除】
内容は計算サイト上のリンク(各控除名)を参照して下さい。
配偶者がいない場合には0のままで大丈夫です。
【扶養控除】
内容は計算サイト上のリンク(各控除名)を参照して下さい。
扶養がいない場合には0のままで大丈夫です。
入力が終わったら「計算する」をクリックします。

所得税の金額が算出できました。
「白色申告」と「青色申告」の2種類が表示されていますが、
「白色申告」の場合は赤枠
「青色申告」の場合は青枠
を参考にして下さい。
一緒に「住民税」と「国民健康保険料」も計算されるので、そちらも参考にどうぞ。
POINT!!
確定申告には「白色申告」と「青色申告」があります。
「青色申告」の方が「白色申告」よりも節税効果が高く、オススメです。
「青色申告」の方が「白色申告」よりも節税効果が高く、オススメです。
↓Click
まとめ
今回は「所得税の計算方法」について記事を書きました。
「フリーランスになったらこれくらいの所得税がかかるのか」
と大まかではありますが認識できたと思います。
なじみのない単語が多く苦手意識がはたらいてしまう「税金」ですが、
1度慣れてしまえば、意外と簡単に理解することが出来るはずです。
「まずは苦手意識をなくす」これが非常に重要です。
税金を知ることは、節税をする為の第一歩となります。
税金を理解し、節税対策を行い、ガッチリ稼げるフリーランサーを目指しましょう。
それではまた。